効果的な治療の受け方
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効果的な治療の受け方

2014年08月13日(水)12:05 AM

 いわゆる3分診療などと揶揄される現代医療の中にある私たちは、医者の前ではなるべく無駄なことは話さず、簡潔に症状を伝え、医者の言うがままに処方を受けてくるというということに慣らされています。患者の話をしっかり聞くことの大切さが叫ばれて久しいのですが、多くの患者を診る都合上、なかなかそのようにはいかないのが現実のようです。そんな中、「患者を診ずにパソコンと検査結果ばかり見ている」というような悪口がささやかれたりもしています。

 しかし、鍼灸治療を受けるときは全くその逆です。血液検査もレントゲンもない鍼灸治療院にとって、患者の話を聞くことや体に触れることは大変重要な診察手段なのです。これは関係ないかなと思うことまでしっかり伝えることが治療にとって最も大切なことなのです。

 鍼灸院には様々な症状の方が訪れます。熱烈な鍼灸のファンという方は少なく、症状が改善されないでほとほと困っている方が多く訪れます。それだけ症状は単純ではなく、時に問診だけで20分から30分の時間を要することもあります。

 症状を正確に把握するためには詳しく話を聞く必要があります。病態を把握したうえで、はりきゅうでは治療をどう進めていくのかを納得してもらうことも効果的な治療をする上で重要です。そのためには、3分間程度の時間ではとてもできません。

 また、治療しながらもいろいろな話をします。信頼関係ができると、治療に役立つ話もたくさん出てきます。身体各部の不都合なところを話すのはもちろん、日常抱えているストレス、疑問や不安。また、鍼を打たれたことによる体の反応を施術者に伝えるなど、それも大切な治療の一環なのです。

 というわけで、治療院に来たらいろいろなことをたくさんお話ししてください。気持ちが良くなってほとんどの時間眠っているというベテランの患者さんもいますが、初めのうちは治療に関係するいろいろな話をした方がより効果的な治療を受けられるのです。



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